長期滞在者はもちろん、仕事や留学などで海外に3か月以上滞在する場合に義務付けられている非常に重要な届出、在留届についてご紹介します。
という方は、ぜひ読んでみてください!
現在イタリアで新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、在留届がいかに重要か実感しています。
そこで、今回は、在留届の提出方法や在留届の重要性をお伝えしたいと思います。
【この記事の内容】
- 在留届とは?
- 在留届の提出先や提出タイミング
- 在留届を提出するとどうなる?
まだ提出していない方は、オンラインでの提出先もお知らせしているので、ぜひ手続きをしてくださいね。
在留届とは?どこで提出できる?
在留届の提出は、外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する方が対象です。
※ 日本大使館または その地域を管轄する総領事館に速やかに
出展:外務省オンライン在留届
海外に3か月以上滞在する人が提出しなければならないのが在留届。
在留届の提出方法は、以下の2通り。
- 海外で3か月以上滞在する地を管轄する大使館・総領事館に直接提出
- オンライン在留届(ORRネット)で提出
わたしは、イタリアでの結婚手続のため、在ミラノ総領事館に行った際に提出しました。
オンラインで提出する場合は、以下のページから。
Q&Aもあるので、確認してみてくださいね。
在留届はいつ出せばいい?
在留届は、海外での滞在先の住所が決まり次第、提出するのがベスト!
恥ずかしながら、わたしは、イタリアに移住した当時、在留届の存在を知りませんでした。
結婚に必要な手続きをするため在ミラノ総領事館に行ったときに、教えていただいて提出しました。
今回のような非常事態がいつ起こるか分からないので、海外での滞在先が決まり次第、提出しておくと安心です。
在留届は何のためにあるの?
海外で事件や事故、大規模災害などの緊急事態が発生した場合、在外公館は在留届をもとに以下のようなことを行います。
- メールによる迅速な情報提供
- 在留状況や安否確認
- 迅速かつ適切な保護や援助
つまり、在留届を提出していると、緊急事態が発生した時に、日本大使館や総領事館からメールによる速報を受信したり、救護を受けることができるんです。
ご存知の通り、現在、イタリアでは新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
北イタリアで新型コロナウイルスの感染が拡大し始めてから、状況は刻一刻と変化。
3月10日からは、イタリア全土で移動制限が適用されています。
こんな状況の中、在ミラノ総領事館から随時メールが届き、助かっています。
最近届いたメールの内容です。
- 滞在状況調査
- イタリア政府による新型コロナウイルスの感染拡大防止措置
- イタリア国内の鉄道や空港に関する交通情報
- イタリアから日本へ帰国する際についての情報
- その他、新型コロナウイルス関連情報
在留届を出していると、今回のような緊急時に有用な情報を受け取ることができます。
また、外務省海外安全ホームページからも、「新型コロナウイルスに関する感染症危険情報」や「注意喚起」など、最新情報が随時届きます。
在留届のまとめ
海外に3か月以上滞在する場合に提出が義務付けられている「在留届」をご紹介しました。
在留届はオンラインでも簡単に提出できるので、海外での滞在先が決まり次第、提出しておくといいと思います。
今回は、新型コロナウイルスの感染が広がっている現在を例にご紹介しました。
在留届を提出していると、滞在国での事故、事件、災害などの情報や注意喚起のメールも随時受け取ることができるので、とても安心です。
海外にお住まいの方で、まだ在留届を提出していない場合は、今すぐ提出されることをおすすめします!
オンラインで提出できるのでチェックしてみてください。