秋の味覚といえば、何を思い浮かべますか?
さつまいも、かぼちゃ、栗、きのこ類、さんま、梨、柿などなど、秋は美味しいものが多いですよね。
日本では秋の味覚として上位にランキングされるさつまいもですが、イタリアではあまりメジャーな存在ではありません。
イタリアに住んでいたって、秋には焼き芋が食べたい!
ということで、これまでいくつかさつまいもを食べてみましたが、どれも水分多め、べちゃべちゃでした。
今年やっとホクホクのお芋に巡り合えました!
それも、イタリア産。
今回は、イタリアで今まで食べたさつまいもの食レポを合わせて、イタリア産のさつまいもをご紹介していきます!
目次
イタリア産のさつまいもを食べてみた!①白いおいも

去年はスペイン産のさつまいもを売っていたスーパーに行ってみたら、今年はなんと、イタリア産(しかも地元ヴェネト産!)のさつまいもが並んでいました。
色は白っぽいですが、形はさつまいも。
patate dolci(甘いいも)と書いてあったので、買ってみました。
今まで散々期待を裏切られてきたので、2つ購入。
さっそく家に帰って焼き芋にしてみました。
洗ったらさらに白く見えます↓

焼きあがりのにおいはさつまいもそのもの(そりゃそうですよね)。
割ってみると、皮も白っぽいですが、中身も白い。

でも、見たところホクホクです!
期待をこめてひとくち食べてみました。
お、おいも~!!!
日本のさつまいもに比べると甘さはいまいちですが、さつまいもです!
久しぶりのホクホクの焼き芋に大満足でペロリと2つ完食してしまいました。
イタリア産のさつまいもを食べてみた!②赤いおいも

白いさつまいもが美味しかったので、Bioスーパー(naturasi)で売っていたさつまいもも買ってみました。
こちらもイタリア産。
実はこのおいも、去年も見つけたんですが、ベチャベチャのおいも続き(後述)で試す気力がなかったんです。
見た目はさつまいもそのものです。
ひとつレンジでチンしてみました。

こちらもホクホク!
お味はというと、白いおいもの方がさつまいもっぽい。
こちらは甘味がさらに少ないですが、ホクホク感は味わえました。
ただ、Bioスーパーで売っているだけあって、お値段が2倍!
幸い味も白いおいもの方が好みだったので、今年は白いおいもで決まりです!
イタリアでこれまで食べたさつまいも
これまで、イタリア産のさつまいもは見かけたことはありませんでした。
(今までもイタリア産のさつまいもを売ってるお店もあったはずですが。)
去年食べたのは、スペイン産、中国産、ブラジル産のさつまいも。
それぞれどんな感じだったのか当時のSNSの記録を見ながらまとめてみます。
スペイン産のさつまいも

上の写真は、今年イタリア産のさつまいもを買ったスーパーにあったスペイン産のさつまいも。
さつまいもらしい色で美味しそうですよね。
ところが、焼いている途中で甘い蜜のような汁が出てきて、写真を取る気にならないほどの焼き芋が出来上がりました。
手で持つことができないほどべちゃべちゃで、スプーンで食べるくらいの柔らかさ。
しっとりとかねっとりとかいう次元ではない焼き芋が出来上がってしまいました。
このスーパー、今年はイタリア産のさつまいもに替えたので、評判はいまいちだったんでしょうかね。
ブラジル産、中国産のさつまいも

左がブラジル産、右が中国産のさつまいも。
どちらも中国食品店で購入しました。
焼き上がりはどちらも焼き芋っぽい!期待して食べてみました。
ブラジル産の方は、なんだか薬っぽい味がして、一口でギブアップ。
中国産の方は、さつまいもの味はするものの、水っぽくて味が薄かったです。
ねっとり派の方ならいいかもしれませんが、ホクホク派のわたしには期待外れの結果でした。
中国食品店にはだいたいさつまいもが売ってるので、美味しければうれしいんですけど残念です。
イタリアにもホクホクのおいもがあった!

これまでイタリアでさつまいも探しを続けてきましたが、こんな近くでホクホクのおいもを作っていたとはビックリです。
ところで、イタリア語でさつまいもは、何というかというと。。。
- patata dolce (複)patate dolci
- patata americana (複)patate americane
- batata (複)batate
最初お店でbatataという札を見かけたとき、「バタータ?方言?スペル(pとb)間違えた?」と思いましたが、れっきとしたイタリア語でした。
今年はイタリア産(しかも地元ヴェネト産!)のホクホクのさつまいもを見つけたので、秋の味覚を楽しめそうです。
他のお店にもおいしいイタリア産のさつまいもがないかリサーチしていきたいと思います!