わたしが使っている自然素材の白髪染め、Khadiのヘナカラー。
ヘナの白髪染めってどうなの?という方のために、
- ドイツのオーガニックブランド Khadi のヘナ
- ヘナで白髪染めをするときの手順やポイント
- 染まり方や色の選び方
をお伝えします。
気になる白髪を自宅で染めたいと思っても、どんなカラー剤を使えばいいのか、どんな色を選べばいいのか悩みますよね。
わたしは、市販のカラー剤が体質的に合わず、イタリアで購入できるドイツのオーガニックブランドのKhadiのヘナを使っています。
ヘナカラーのいいところは、髪や頭皮のダメージがなく、白髪染め以外にも様々な効果を実感できること。
一方で、ヘナは一般的なカラー剤と比べると扱いが少し難しく、うまく染めるためのポイントがいくつかあります。
まだまだヘナ初心者ではありますが、1年以上ヘナを使って白髪染めをしてみて、かなりコツがつかめてきた気がします。
それでは、わたしが使っているKhadiのヘナ、ヘナの使い方、実際に使用してみてわかった効果などをお伝えします。
目次
イタリアでも買える!Khadi(カーディー)のヘナ

わたしが使っているのは、ドイツのオーガニックブランド Khadi(カーディー)のヘナ。
イタリアだけでなく、ヨーロッパ各国で売っています。
自然素材のインド産のヘナで、カラーバリエーションも豊富です。
内容量は100g。
使用量の目安は、髪全体(肩の長さ)で100g、根元中心に染める場合は50gです。
わたしは肩より少し長い程度ですが、白髪の割合が少ないので、 50g 使って根元中心に染めています。
使わなかった分は保管しておいて、また次の時に使うことができます。
このKhadiのヘナ、イタリアでは自然派ショップやオンラインで購入することができます。
お値段は、100g入りで10.5ユーロでした。
また、Khadiのサイトからも購入できます。
お値段は少し安いですが、ドイツ国外だと送料がかかるので、結局割高になってしまいます。
Khadi ヘナカラーに入っているもの

Khadiのヘナカラーの箱に入っているものはこちら。
- ヘナ 100g
- ビニール手袋
- ヘアキャップ
- 説明書
説明書はドイツ語、英語、イタリア語、その他数か国語で書かれています。
説明はイタリア語よりも英語バージョン(ドイツ語も)の方が詳しいので、ドイツ語か英語以外の言語で読む場合は、英語の説明も目を通しておくと安心です。
ヘナで白髪染めをするために準備するもの
ヘナを使ってセルフカラーをするにあたって準備するものはこちら。
- ケープ(大きいビニール袋で代用)
- 新聞紙
- クリーム(ニベア)
- ゴム手袋
- ハケ
- プラスチックの容器(大小1つずつ)
- キッチンペーパー
- タオル
- お湯
- ノンシリコンのシャンプーとヘアオイル
①服にヘナが飛ばないように、ビニールの袋(クリーニングのカバーやごみ袋)を使って、首と腕を通す部分をはさみでカットして作ったケープを使用しています。
②新聞紙は、洗面台やカラー剤を置く場所が汚れないように作業スペースに敷きます。
③クリームは、顔まわりにヘナが付かないように耳や生え際に塗ります。(皮膚についたヘナは洗えば簡単に落ちるので必須ではありません。)
④同封されているビニールの手袋は脱げやすく使いにくいため、ゴム手袋を使っています。
⑤ヘナを塗るための毛染め用のハケ。最初はハケ代わりに歯ブラシを使用していましたが、やはり毛染め用のハケを使うと楽です!
⑥ヘナを溶くための容器と、それよりも大きい容器を保温用にひとつずつ。アイスクリームが入っていた容器を使っています。
⑦キッチンペーパーは、作業中に飛び散ったヘナを拭いたり、生え際の白髪が浮いてしまうのをおさえるために使います。
⑧タオルは保温用。ヘナを塗った後、タオルを巻いて保温して2時間待ちます。
⑨ヘナを溶くお湯。温度はカラーによって異なります。
⑩ヘナの成分が入りやすくするため、ノンシリコン(ナチュラル)のシャンプーとヘアオイルを使います。英語の説明書には、Khadiのシャンプーとオイルを使った方がいいとありましたが、わたしは、いつも使っているYves Rocherのものを使っています。
Khadi ヘナを使った染め方

- 小さいほうの容器にヘナを使う分だけ入れて、その他必要なものを作業する場所に準備しておく
- ノンシリコンのシャンプーで髪を洗う(シャンプーのみ!トリートメント等は使わない)
- タオルで拭いて髪をとかす(ドライヤーは使わない)
- 生え際や耳にクリームを塗る(皮膚についたヘナは洗えばとれますが念のため)
- 説明書に記載された温度のお湯(今回は50℃)をヘナに少しずつ入れ、混ぜる(マヨネーズくらいの固さが目安)
- ヘナを溶いた容器をお湯を入れた大きい方の容器の中に入れる(保温するため)
- ハケを使って分け目、生え際からヘナを塗っていく(分け目を少しずつずらしながら、まんべんなくヘナがいきわたるように塗る)
- 分け目や生え際にヘナを塗ったら、手を使って毛先までヘナをすりこみながら塗っていく
- 髪全体にヘナが塗れたら、頭の上で髪の毛をまとめて手で揉みこむ
- ヘアキャップをかぶり、その上からタオルを巻く
- 指定された時間(今回は2時間)そのまま放置する(頭が冷えてきたらドライヤーでタオルの上から温める)
- 時間が経ったら、ヘナを洗い流す(シャンプーは使わない!水の色がなくなるまでしっかりと!)
- ヘナを洗い流したら髪を乾かす(高温のドライヤーは使わない)
- 24時間~48時間経過後、シャンプーする(シャンプーの30分から一晩前にノンシリコンのヘアオイルを使って髪全体をマッサージしておく)
説明書には詳しくポイントが書かれていますが、わたしが染める時の手順はこんな感じです。
ヘナは、普通のヘアカラーよりも扱い方が難しいですが、何度か使っているうちに慣れてきました。
ただ、髪をかき分けるときにヘナがまわりに飛びやすいので、洗面所や床などに新聞紙を敷いておくと安心です。
説明書を読めばだいたい分かりますが、Khadiのサイトにある動画(英語)を見ておくとイメージしやすいです。
Khadiヘナで白髪染め!どの色がおすすめ?

Khadiのヘナカラーは10色以上あります。
その中で、わたしがいま使っている色はこちら。
右: CASTANO CENERE(ASCHBRAUN)
左: CASTANO NOCCIOLA(NUSSBRAUN)
この2つを同量混ぜて使っています。
それぞれ、単体でも染めたことがあるので、どんな風に染まったかなどを簡単にまとめます。
ASCHBRAUNのみ
はじめてのヘナカラーでは、写真右の CASTANO CENERE(ASCHBRAUN)を使いました。
ヘナ1回目ということもあったと思いますが、白髪がほとんど染まりませんでした。
というのも、この色で白髪をうまく染めるには Biondo Doratoという色で染めておく必要があるからです。
白髪の割合も少ないし2度染めはめんどくさいなと、無視して使ったら失敗でした。
NUSSBRAUNのみ
そして、2回目に使ったのが、写真左の CASTANO NOCCIOLA(NUSSBRAUN)。
こちらは白髪部分も染まりましたが、全体的に少し赤みが気になりました。
ASCHBRAUNとNUSSBRAUNのミックス
3回目は、1回目、2回目の反省点をふまえ、ASCHBRAUNとNUSSBRAUN を同量ずつ(25グラムずつ)混ぜて使ってみました。
すると、白髪がいい感じに染まり、ほんのり明るく染まった黒髪となじんで目立たなくなりました。
光に当たると白髪部分の色の違いが分かりますが、気にならない程度です。
今でもこの2色を同量ずつ混ぜて使っています。
色を選ぶ時のポイント
Khadiのヘナカラーで色を選ぶときは、パッケージの側面の色見本を参考にします。
染める前の髪色別に、どんな感じで染まるかが分かるようになっています。

注意したいのが、上の写真右の CASTANO CENERE(ASCHBRAUN)など、濃い色のカラーで白髪部分を染める場合は二度染めが必要な色があること。
白髪の染まり方の見本で1,2とあるのは、1=1度染め(Biondo Dorato)、2=2度染め(ASCHBRAUN)で染めたときの染まり方。2度染めしないとうまく染まりません。
2度染めが面倒な場合は、2度染めが必要のない色を選ぶといいですね。
2度染めが必要のない色は、明るめの色が多いです。
黒髪の部分は少し明るくなる程度、光の加減によって染まった白髪が赤っぽく見えます。
もちろん、染まり方は個々の髪質によって変わるので、お好みの色を探してみてください。
ヘナで染めた髪の仕上がりと気になるにおい
Khadiのヘナで染めた場合、染めた直後より時間が経つにつれて色がなじんできます。
染まり方と色落ちの様子を時系列にすると、こんな感じ。
- 染めた直後は白髪がオレンジ色っぽい
- 時間(日数)が経つにつれて色がなじんでくる
- 黒髪の色は少し明るくなる程度
- 3週間くらいでだんだん色が落ちてくる
- 4週間するとかなり白髪が目立つ
よく言われているヘナ独特のニオイや色落ちについては、個人的にはそれほど気になりませんが、このニオイがダメな人もいると思います。
ニオイは時間が経つにつれてなくなりますが、しばらくの間は残ります。
- 染めた直後は、どんなによく洗い流してもヘナ独特のニオイが残る
- その後1週間くらいはシャンプーしてもほんのりニオイがする
- 1週間くらいの間、シャンプーするたびに水に色が出る
タオルに色がついても洗えば落ちるそうですが、ヘナを使った日はもちろん、念のためしばらくの間は濃いめの色のタオルを使うようにしています。
ヘナを使うことによる効果
白髪染め以外の効果として、ヘナを使ってみて感じているのは、髪が傷まずツヤが出ること。
わたしの髪は、細くてコシがない髪質ですが、ヘナを使い始めてから髪にハリが出ました。
また、いつも使っている Yves Rocherのシャンプーやオイルとの相性もいいようで、ヘナを使い始めてから髪の調子がとてもよくなりました。
自宅でヘナカラーをするときの注意点
わたしがヘナを使ってセルフカラーをするときに気をつけている点です。
- ヘナカラーをする日は時間に余裕を持っておく
- 染める前に生え際や耳などにクリームを塗って保護しておく
- 作業スペースは新聞紙などを敷いてカバーしておく
- ヘナが飛んだらすぐにふき取れるようにティッシュなどを準備しておく
ヘナカラーは染めるのに時間がかかります。
また、染めた後にシャンプーができず、シャンプーするまで匂いが残るので、染めた翌日の予定も重要。
ゆったりと過ごすことができる日が2日続くときに染めています。
また、ヘナはカラー剤に比べてまわりに飛びやすいです。
洗えばとれますが、洗面台などを新聞紙などで保護しておいて、保護していない場所に飛んでしまった場合はすぐにサッと拭きとると後が楽ですよ。
まとめ
ヘナを使った白髪染めの仕方や、ポイントなどをお伝えしました。
最後にまとめです。
ヘナのいいところ3つ
- 天然素材なので髪にやさしい
- 髪の長さや白髪の割合によって自分で使用量や色を調節できる
- 髪にハリが出て健康的になる
ヘナのちょっと残念なところ3つ
- 染めるのに時間がかかる
- 染めた後のニオイが気になる
- 準備や後片付けが少し手間
はじめての時は扱い方がよく分からず、まわりにヘナが飛び散ったりと苦戦しましたが、だんだん自分でもうまく染めることができるようになりました。
以前イタリアで初めてのセルフカラー(白髪染め)に挑戦したことをお伝えしましたが、頭皮に違和感があり、髪が傷んでしまいました。
>>イタリアで人生はじめてのセルフカラーに挑戦!【白髪染め】
そこでヘナを使い始めたのですが、ヘナは自然素材なので髪へのダメージもなく、髪にハリやツヤが出て満足しています。
染めるのに手間と時間がかかるのがネックですが、何度か染めると慣れてしまいます。
Khadiのヘナ、日本でも取り扱っているお店があるようなので、チェックしてみてくださいね。